歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったり生きる』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】無神経は避けられない

無神経は避けられない

 

2019年10月2日 お店

 

「なら、ダメだね」

 

ダメなのは、あなたの方ですよ。

言いたい気持ちをこらえた。

 

無神経な人は世の中にたくさんいる。少数派の立場だと、無神経発言に出会う確率が上がる。なお、本人に悪気はない。たまに悪意しかない人もいるが、ほとんどは失礼な言動だと気づいていない。そういう人に限って、自分が嫌な気分になるとすぐに怒る。面倒な人たちである。

 

こんなことがあった。

 

15年近く、前の話だ。小学生のころ住んでいた町に訪問した。過去に近所の人たちにお世話になったので、あいさつに向かった。そのうちの一軒でお茶をごちそうになった。ありがたい。その空気をぶち壊しにする発言をされた。

 

「なんで化粧してないの?」

「肌が弱くて無理?」

「それじゃあ、結婚できないね」

 

笑顔を保った自分に拍手したくなった。

 

この場合の失礼ポイントは3点だ。化粧、病気、結婚だ。

 

私は皮膚が強くない。体調が悪い時は水道水のカルキにすら負ける。家に食器洗い乾燥機が来るまで、手に血がついてない日はなかった。

 

そんな肌なので、めったにお化粧はしない。お化粧をする必要がある時でも、選び抜いた無添加製品を使っている。肌に合う化粧品を探すために何万円もかかった。無添加化粧品はお試しが少ないのに値段が高めだ。おまけに騙しの商品がある。無添加でも合わない商品もある。しかも年齢と共に合う化粧品が変わる。「男に生まれたかった」、そんな風に感じたのは一度ではない。男性用の化粧品が広まってきたので、もはや逃げ場はないが。

 

こういう苦労は健康な人にはわからないだろう。それは最初から期待していない。ただ、わざわざ言葉にする必要はない。結婚のフレーズまでつけて。

 

私は両親の離婚とそれに関わるトラブル、親戚のひどさを身をもって味わった。結婚にあこがれる気持ちがさっぱりわからない。結婚は試練の入り口にしかみえない。

 

結婚に幻想を抱けない。そんな私だったから、まだいい。だが、「結婚したい」と心から願っている。そういう肌の弱い人が『化粧ができない人は結婚できない』と言われたら、どんな気持ちがするだろう。人によっては、一生モノのトラウマになる。結婚願望が小数点以下、そういう生き物でもいい気分はしなかった。

 

残念ながら、無神経発言を避けるすべはない。弱い部分が多いほど、イラつく発言をされる。反論しても、「そんなつもりじゃなかった」と逃げられるだけだ。人によっては、逆切れしてくる。たとえ生まれつきの病気でも関係ない。「前世の行いが悪かった」など、自分の発言が正しいという主張を繰り返す。無視をすると、態度が悪いとからんでくる。

 

対処法は、受け流しと距離を置くことだ。

 

無神経な人に時間をさけるほど、人生に余裕はない。出会ってしまったのは仕方がない。こちらができることは、関わる時間が最短になるよう努めるだけだ。

 

こちらをストレス発散に利用する人、この場合は対処を変える。徹底的に攻撃するか、撤退だ。中途半端はあり得ない。「あの人に手を出すと損だ」と感じさせないと付きまとわれる。相手と戦えない場合は逃げる。どちらの場合も、どう傷を最小減にするかがポイントになる。

 

忘れてはいけない心がけがある。

「自分も無神経な発言をしていないか?」

 

たぶん、している。

 

どれだけ気をつけても自分の当り前は表に出てしまう。その当り前が他人を傷つけている。その可能性を否定はできない。「無神経な発言をしているかもしれない」、と頭に止めておく。相手の表情が歪んだら謝る。『自分の痛みには敏感だが他人の痛みには鈍感』、人間は業の深い生き物だ。

 

他人のサンドバックになるために

生きているのではない。

 

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