歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったり生きる』

【病院スクランブル】読書ができない人向けの対策法

読書ができない人向けの対策法

 

2019年5月2日 バスの中

 

バスでおばあちゃんと話した。もちろん、初対面だ。とても本が好きだったが、最近はまったく読んでいないらしい。文字が見えにくく、読むのもしんどいそうだ。オーディオブックとラジオの音読講座、電子書籍の文字拡大と読み上げ機能をすすめてみた。夏の暑さのような笑顔が、そこにはあった。

 

読書ができない。どれぐらい文章が読めないかも、何が苦手かもバラバラである。好き、嫌いだってある。私のように体力、気力がないパターンがある。文字が見えにくい視力問題、本も持てないほど腕が使えない問題もあり得る。「本好きの人間に読めそうな本を聞いたら、分厚く面白くもない本を差し出された」なんてミスマッチは、リサーチ不足から起こっている。

 

過去に読めたが、今は読めない。身体問題が原因の時は、衰えた部分を補う方法を差し出す。スマホ持ちなら解決は目の前だ。文字拡大機能も、読み上げ機能もついている。ラジオを聴くことも、オーディオブックをダウンロードすることも出来る。ブルーライトカット対策を忘れなければ、困ることもない。長い文章が読め、自分の好みも知っている人たちだ。読書の楽しさを味わっているので、方法さえ伝えれば終わりだ。

 

漫画ぐらいしか読めない。なんの問題もない。漫画でも色々ある。文章量の少ない漫画から、長台詞のある漫画を勧めてもいい。まんがの元ネタになった、ファンにとっては設定資料集のような本をすすめてもいい。刀剣乱舞のファンが博物館につめかけるように、きっかけがハマれば放っておいてもドンドン読み出す。見ただけで引くようなぶ厚い本や、読書好きでもわかりにくい本を渡したりしなければ、徐々に読解力は上がっていく。最初の1冊でつまづかなければ、エスカレーターで上っていく人のように読了済みの本が増える。

 

「漫画も読まない、本を見ただけで頭痛がする」このタイプが厄介だ。失語症気味の人もいるので、読書の世界に踏み入れないのもありだと思う。文字と相性が悪いタイプは、絵や音楽に運動など他に才能があることが多い。才能がある分野を伸ばした方が、本人の心にも優しい。問題は資料を読まなければいけないときだ。大学のレポート、仕事の計画立案など本の知識がいるときがある。そんなときは他者の助けを借りることをオススメする。読み終わった人に要約を聞く。漫画やイラストで感想を書いている人を探す。オーディオブックや読み上げ機能を利用する。最大限、文章を読む量を減らすのがポイントだ。

 

調査なしの対策法など、どの分野でも失敗する。偶然に成功することもあるが、長くは続かない。特に苦手分野を克服する時は、嫌にならない仕組みづくりは必須だ。「苦手分野の解消に取り組む必要があるのか?」という質問だけは実行前に考えてほしい。周りのいいと、自分のいいが重なるとは限らない。私の美術の成績は10段階で2だった。彫刻刀で何度も指を突き刺した。今でも技術は上がっていないが、まったく困っていない。読書も似たようなものだ。できないからと言って、命がなくなるわけじゃない。劣等感を持つ必要は1mmもない。バカにする人がいたら、「世間を知らないのか」と笑い飛ばせばいいだけだ。心の中でだが。

 

魚が調理できなくても、喫茶店のマスターになれる。

 

<<2019年5月3日に続く>>

 

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