歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったり生きる』

【病院スクランブル】悪意は天使の顔で近づく

悪意は天使の顔で近づく

 

2019年7月4日 自宅

 

ちょっとブログについて調べたいことがあったので、10サイトぐらいをピックアップして読んだ。とてもヤレヤレな気分になった。「簡単」「誰でも」「すぐに」この3つの言葉を数えるのがバカらしいくらい読んだ。実際にブログを続けている側からすると、「嘘ではないけど、本当でもないよね」と言わざるを得ない。知りたかった情報は見つかったが精神力は削られた。ガックリだ。

 

第一歩が容易だ。それは楽の証明にはならない。どんな分野でも続けるのは大変だ。極限に効率化して負担を減らしても楽には届かない。楽じゃなくても楽しいと思える対象でなければ続かない。そして、続くものしかモノにはならない。

 

ネットでも書籍でも、稼ぐ系ではココロ踊る言葉が多用されている。手法も様々だが、言いたいことは「うちの商品を買ってくれ」だ。例外はない。詐欺まがいの商品がとても多く、最近では消費者センターへの相談が増えている。規制がつくられそうな勢いだ。

 

自身が時間とお金と気力、体力をかけて編み出したノウハウ、それを多くの人にわかりやすく解説して商売をするのはアリだと思う。教育も見方を変えればノウハウを伝えることだ。これがダメだと言ったら世の中の教室はすべて潰れる。例えば、学習塾は学校の勉強を効率よく学ぶノウハウを伝えている。

 

問題になるのは2点だ。効果の表現が過大すぎること、金額が適正でないことだ。こういった商法では、意外なことに完全に詐欺なものは少ない。「お客様の誤解ですよ」「努力不足ですよ」と言い訳できる範囲を攻めてくる。「100%儲かる」と語ってしまえば詐欺だが、「~を続けていれば儲かる」はギリギリセーフだ。達成できないのは継続できない、あなたの責任で逃げられる。そして、ノウハウ系の商売に金額の相場はない。自身で申し込む形になるので、高額商品を買わされたと訴えるのは難しい。「その金額に納得したから申し込んだんですよね?」「なぜクーリングオフをしなかったんですか?」と言われてエンドだ。訴訟する覚悟でもない限り、まずお金は返ってこない。

 

詐欺を見分けるコツは単純である。「煽る言葉が多すぎないか?」「他と比べて高すぎないか?」「返品の説明をきちんとしているか?」、この3つの気を配るだけでもリスクは下がる。

 

煽る言葉は要注意だ。人間の脳は疲れると思考力が落ちる。加えて、感情は脳のエネルギーを消費する。大きく感情を揺らすほど思考力を削ることができる。不満を煽り、夢を過剰に膨らませるのは、こちらの判断力を削るためだ。判断力を削ることで購入の壁を低くしている。代表的な例が映画で登場する食品だ。食されている商品が魅力的に見えるのは、物語で興奮している脳に働きかけているからだ。役者さんへのあこがれや集団心理もプラスされて効果は絶大だ。だから、大きな会社がスポンサーになる。効果がなければ高額な資金を提供したりしない。

 

人間は誘惑に弱い。おまけに誘惑する人間は悪人の顔では近づいてこない。まるで天使のように「あなたを助けに来ましたよ」という表情で近寄ってくる。誘われる先は泥沼だ。『舌の上でははちみつ、でも心の中は氷』という格言がロシアにある。甘い言葉にはくれぐれも気をつけたい。

 

物語の助言者は

薄汚れた姿で現れることが多い。

 

誰も知らない世界のことわざ

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