栄養吸収にも亜鉛は必要だ
2019年7月23日 病院
「なんで食事を1日3回とっているのに、栄養が吸収できないのでしょうか?」
「亜鉛の不足が原因のひとつである可能性はありますね」
「亜鉛にそんな効果があるのですか?」
「腸からの栄養吸収は亜鉛が不足すると弱まる場合があります」
亜鉛にそんな役割があるとは驚きだ。
別の病院でした血液検査の結果を、かかりつけ医に見せた。演劇の教科書に乗りそうなぐらい、顔に苦笑がくっきりでていた。つまり、笑えない結果だ。素人目にも基準値以下の数値が多すぎる。お腹や太ももに肉がついているのに、検査の結果は栄養失調だ。そこで、何が理由でこんな身体なのか尋ねてみた。可能性が高いもののひとつが、亜鉛の不足らしい。
亜鉛は牡蠣などの貝類や、ごま、豚レバーなどに含まれている。その効能は多方面に渡っている。ホルモンバランス、免疫機能など数えていたらキリがない。一言で言うなら身体の調整係だ。亜鉛が不足すると、肉体だけでなく精神の調子も悪くなる。
しかも、他にも様々な働きがあることが最近の研究でわかった。腸の仕組みが栄養吸収だけでなく、免疫のコントロールに関わっていることが発見された。そして、腸の活躍全般に亜鉛が大きく影響している。つまり、栄養吸収にすら亜鉛が関わっていた。そして、私の血液検査の結果は亜鉛の数値も低い。だから、かかりつけ医は「栄養不足は亜鉛不足も影響しているだろう」と発言したのだ。
幸いなことに、必要な亜鉛の量は多くないらしい。私の数値がおかしいだけで、バランスよく食事をとっていれば不足することはないらしい。ただ、最近は食生活の変化で亜鉛不足の患者が増えているそうだ。やはり、食事は大事だと心に刻んだ。まずは、今夜の夕食をカキフライにすることから始めよう。
昔の常識が、今も通じるとは限らない。
参考
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