歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】漫画喫茶はネタの宝庫

漫画喫茶はネタの宝庫

 

2019年8月19日 漫画喫茶

 

久しぶりに漫画喫茶でガッツリ読んだ。月収6万のときは月1の楽しみだった。仕事で疲れて帰る体力がないときは仮眠場所として利用した。寝るつもりが読みふけってしまい、徹夜になる日も多かったが。体調を崩してからは足が遠のいていた。漫画を読むためだけに来るのは10年ぶりだ。スマホ登録に「便利になったな」と感嘆しながら本棚に向かった。

 

漫画喫茶はもはや名前と目的があっていない。漫画がメインであることは間違いではない。けれども、利用者の目的はバラバラだ。ネットゲームのために来る人、仕事部屋代わりにしている人、多目的利用でトップは宿泊場所だろう。海外から来る人にも常連は多い。店舗側も利用者の要望に応えるためシステムが充実している。最近では6名まで入れる広さ、カラオケができるほどの防音設備の整ったVIPルームがあると知って驚いた。

 

これだけ設備が充実しているので日本中に漫画喫茶があるのも不思議ではない。この前、紳士服のアオキで有名なAOKIホールディングスが漫画喫茶を運営している。そう、日経新聞で読んだ。しかも紳士服部門が営業利益で抜かれるのも間近だそうだ。もはやオタクだけが行く場所じゃない。

 

多くの人が集まる場所は情報の宝庫だ。コンビニの品揃えを見れば、近くに住んでいるのはどういう人達が多いかわかる。同じように、漫画喫茶に入れば最近の流行は何かが目に入ってくる。

 

一番目に止まりやすい場所には、映画やTVにアニメなど映像化された作品の原作が置いてある。ザッと表紙を眺めれば共通点が見えてくる。次に森のように並べられた本棚に向かう。ここで注目するのは、定番という長期連載または完結している作品だ。その中でも全巻が揃っていないものを調べる。揃っていないということ現在、誰かが読んでいる。つまり、まだ人気が残っている作品だ。最新の話題作と古典のような作品をチェックすれば世の中の流れを大外しすることはない。

 

雑誌にも目を通したい。今は雑誌不況だ。昔は寄る敵なしだった『週刊少年ジャンプ』でさえ販売部数が落ちている。その中でも残っている雑誌には何か強みがる。しかも漫画喫茶にわざわざ置いてある雑誌だ。だれも読まない雑誌はすぐに蹴り落とされる。残っているものには必ず理由がある。

 

時間がある時は大ヒットした作品を読むのもいい。私は『ONE PIECE』を30巻分ほど一気読みした。この作品のうまいところはステージごとに変化することだ。長編はどうしても飽きられやすい。けれども『ONE PIECE』は次のステージに移るたびに設定が変わることだ。勝利条件も、人間関係も、環境もガラッと変わる。1作品で1設定が多い中、ステージが変わるたびに設定を変えていく構想には尊敬しかできない。

 

図書館もネタの宝庫だが時代の流れに沿っているのは漫画喫茶だ。漫画を読む人も減っているが書籍に比べればまだまだ読む人達は多い。そして、人の流れが多い場所はチャンスが眠っている。

 

人が集まるモノを人気という。

 

ONE PIECE 95 (ジャンプコミックス)

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  • 作者:尾田 栄一郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/12/28
  • メディア: コミック
 

 

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