第38回 手書き
2019年3月2日 自宅
京都天狼院から、帰ってきた。電車の中で30分、うたた寝していたので、頭はすっきりしている。ここで違和感に気づいた。
なにかがおかしい
なにかが事実とは違う
私は、なにを勘違いしているんだ
5分ほど考えて、気づいた。頭がボーっとしていないのは、うたた寝のおかげではない。なぜなら、前回は電車に乗っている間、ほぼ1時間うたた寝しても疲れが取れなかった。家に着いた時には、ふらふらしていた。なのに今回は、30分の仮眠でスッキリしている。なぜか?
身体の調子がいいから
『うつ消しごはん』に書いてあったことを参考に、日々の食生活を変えた。タンパク質を増やして、炭水化物を減らした。病院からもらった、鉄分とビタミンB群の錠剤をかかさず飲んだ。購入したカルシウムや亜鉛などのサプリを、寝る前に飲んだ。それが2週間で、私の体調を整えてくれたのだ。同時に、気づいてしまった。
食事から栄養が取れないほど
内臓が弱っていた
体調が良くなった喜びと、身体の弱りっぷりが予想以上だった悲しみで、霧が目の前を覆っているような気分になった。何か、すっきりしない。こういうときは、悩むとドツボにハマるので、事実だけを整理した。
身体が軽い
食生活の改善は成功
内臓が弱っている
なんだ、問題ないじゃないか
このままの生活を続けていれば、体調がもっと回復する可能性が高い。内臓も弱っているが、身体が楽になったということは、内臓も回復の道を進んでいる確率は0じゃない。現状維持でも悪化でもなく、改善している。
喜ばしいことばかりじゃないか
もやもやはどっかに吹きとび、テンションが上がった。単純だと、自分を笑いたくなった。
悩みの原因は”わからない”、これが多い。大きな問題であっても、理由がわかっていれば負担はマシになる。わからないから、不安や疑惑がどんどん重なって、ストレスが増える。
そんな時は「事実はどれだ?」と考えてみる。感情をわきに置いて、事実だけを見つめる。頭の中だけで難しい時は、紙に手書きする。これだけでも、悩みを分析できるので、やみくもに考えるよりは、いい方向に進みやすい。
メモの威力は、偉大である。
この方法で救われたことは、何度もある。それなのに、悩みだすと頭からすっぽ抜ける。まだまだ修行が足りないと、反省で1日が終わった。
≪2019年3月3日に続く≫
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