『病院スクランブル』　就寝もオーダーメイド

２０１９年３月１０日　自宅

昼寝をしたおかげで、頭の重りはどこかに飛んで行った。起きてからは、ゆっくり読書を楽しんだ。さて、寝る時間である。

私は寝る３時間前に、お風呂に入るのを理想にしている。入浴剤は使わない。ハーブウォーターとヒマワリ油でお手入れをして、水を一杯飲み、静かな暗い部屋で藤のお香の香りを楽しみながら眠る。

寝る方法はコンビニのお菓子の新商品のごとく、種類も多ければ新しい説もガンガン出てくる。はっきり、結論を言おう。

熟睡できれば、なんだっていい。

他人がオーダーメイドした服は、自分が着ても合わない。むしろ着心地が悪い。過去の自分の服ですら、合わない。一番ピッタリするのは、今の自分に合わせた服だ。

睡眠も同じだ。照明が明るさ、音、香りなどある方がいい人もいれば、ないほうが落ち着く人もいる。私は常温の水を飲むが、牛乳や紅茶などがいい人もいる。人それぞれだ。

ただ、深酒だけはおすすめしない。お酒は脳を興奮させる効果がある。主治医のM先生は、こう言った。「アルコールで寝るのは、気絶と変わらない。意識がないだけで、起きているのと同じだ」紅茶に少しのブランデーはともかく、ビールジョッキ３杯とか、日本酒２合とかは止めようと誓った。どうしても飲みたい時は、夕方にしようと決めた。夕方なら、寝る前にアルコールは抜ける。飲み過ぎても、深夜には抜ける。

睡眠は健康の基本だ。それなのに、たまに読書に熱中し過ぎて、夜だったのに外が明るくなる。お酒のように熱中癖は、電気のスイッチを切り替えるようには変わらない。

活字中毒の重症っぷりを感じながら、眠りについた。

≪２０１９年３月１１日に続く≫