マイナスだらけでも問題ナシ
2019年6月11日 自宅
今日は汗だくで目が覚めた。しかも喉が痛い。これは寝ている間に、熱と咳でダメージを食らった証拠だ。ベッドで唸っていると、家族がスポーツドリンクを持ってきてくれた。ありがたい。ふわっと出汁の香りがする。「今、雑炊を作っている」ホント、感謝である。
健康だろうが、健康じゃなかろうが、完璧な人間は存在しない。一人で出来ることは限られており、不得意なことだって山のようにある。だからこそ、困った時は一人で抱え込むのではなく、助けを求めないと潰れる。
人生で「失敗したな」と思うことは数ある。その中で最も反省しているのは、15歳までの自分だ。周りに助けを求めていれば、1ヶ月ご飯が食べられなかったり、イジメで体中がアザだらけになったり、親子で心中未遂も避けられたな、と。全部笑顔で平気なふりをしていた結果、トラウマだらけで身体がボロボロの今がある。悪いことばかりではなく、精神力と応用力と決断力は当時の生活で得た。お手軽に感謝できるのも、大変だった時代が頭に残っているからだ。他にも得たものは数限りなくあるので、無駄だったとは思わない。だが、もっと上手く立ち回れたのではないかと悔やむことはある。
この反省を教訓に、最近では困ったらヘルプを心がけている。
「調べても、わかりません」
「ちょっと手伝って頂けませんか?」
「道を教えて下さい」
自分がするよりも、お任せした方がいい結果を生む時はすべてぶん投げる。それは、人に限らない。食器洗い乾燥機、コーヒーメーカー、掃除機など、前の私なら「なくても困らない」と手にすることは無かった。炊飯器すら使わず、お米を鍋で炊いていた。今考えると、体力がないのに無駄にエネルギーを使っていたなと反省しきりだ。
出来ないことや不得意なことにも限らない。出来ることだからと自分で抱えたら、気力、体力、時間が足りなくなる。なんとかこなせたとしても、『7つの習慣』で言うところの最優先事項を後回しするハメになる。これからの世の中は得意分野がないと生きるのが厳しい時代だ。熱意を持って取り組める分野にエネルギーを集中しないと、困るのは自分である。
意識することはなくても、人は多くの存在に助けられて生活している。電気がないだけでも、日々の暮らしが崩壊する。相手の都合も考えず、お礼もしない。感謝の気持もなく人任せは論外だが、「助けて」と言うことは恥でも悪いことでもない。そして、助けられた分、誰かを手助けできるような自分でありたいものだ。マイナスだらけの私でも、道案内ぐらいは出来る。
自給自足であっても
太陽がなければ
1秒も生きられない。

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