決められない時は、アレをすればいい
2020年2月23日 自宅
困った。
どうしよう、これ。
読解力クイズ【よむトレ】の解説小説のメインが決まらない。性格、年齢、性別は決まっている。レギュラーメンバー、所属、登場のタイミング、すべて決まっている。だが、肝心なモノが決まらない。
種族
どの生物にするかが決まらない。
人間じゃないのか?
読者のダメージが心配だ。
読解力、いや訂正する。文章や人の考えをよみとるトレーニングするクイズ【よむトレ】の解説をするための小説だ。どうしても、間違えるキャラクターが必要になる。正解者しかいないクイズ番組が面白いはずがない。小説として成り立たせるためには、どうしても失敗するシーンがいる。人間で表現したら、どうなるか? 失敗のフラッシュバックが起きる可能性がある。
学校のテストで赤点をとった。
職場で書類ミスで叱責された。
契約書を理解できなくて借金を背負った。
その他トラブルを起こした記憶で大ダメージだ。私はよむ力を上げてほしいのであって、誰かの心の傷をえぐりたいのでない。だが、人ではあまりに近すぎる。その種族が決まらない。
神社で参拝中に名を知らぬ鳥が降り立った。その瞬間に【よむトレ】のアイディアが降ってきた。だから、鳥にしようとは思っている。しかし、鳥ではあまりに種類が多すぎる。ゲストキャラは多彩でもいいが、せめてメインキャラの種族は統一したい。
困ったときはパートナーである。
『ドラえも~ん』のノリで相談した。
「アンケートとれば?」
「あっ」
「何のためのTwitterだ。Twitterで尋ねればいいだろう。あんたはホント変なところで抜けているな」
ヒトコト余計である。この感謝とイラつきの複雑な感情をどうしてくれよう。だが、否定はできない。昔、職場で『性能はいいけどネジが数本外れている』とコメントされたことがある。たまに、ドジやボケをかまして爆笑された。パートナーの場合、延々とからかわれる。先日はTwitterネタにされていた。いかん、思い出したらイラつきが高まってきた。今、大事なのは【よむトレ】のメイン種族である。この怒りのお返しはいつでもできる。
パートナーに、にこやかな笑みで感謝を伝えた。
なんか『まずった』という顔をしている。
どうしたのかな?
三時のおやつの準備を始めるパートナーを横目に、アンケートの文面を考えた。
『助けてください』
『小説の種族が決まらないんです』
8時間後
まだアンケート終了までに10時間以上あるが、票数からしてコチラの種族で決まりだろう。第一候補が順当に残った。
フクロウ
ギリシャ神話などで知恵のシンボルとなっている鳥だ。【よむトレ】には、ぴったりである。冗談でいれたナスが1位にならなくてよかった。種族が決まれば、あとは簡単だ。脳内にある舞台にフクロウさんをあげて、性格などのプロフィールをインストールすればいい。そうすれば、勝手に動き出す。二次創作の頃から物語を考えたことはない。脳内で動き回るキャラクター達のエピソードを書きとめるだけだ。
ちょっとイラっとしたが、パートナーに相談してよかった。ちょっとしたお返しをしようと思っていたが、ようかんと緑茶が美味しかったので怒りのお返しはなしだ。感謝のお返しだけ、なんか考えよう。
今回はいい学びになった。決められなければ、『助けてください』とアンケートをとる。自分では答えが出ない問いは、誰かに聞けばいい。今は個人でも気軽に、多くの人に尋ねる手段がある。まったく、いい時代だ。
すべての決断を
自分だけでする必要はない。
ただし、
決断の結果を引き受けるのは自分だ。
決断の結果から逃れることは
誰にも出来ない。
逃げようとしても
どこまでも追ってくる。
負の遺産を増やしながら。
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