歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

『病院スクランブル』 第56回 自分との約束

 

第56回 自分との約束

 

2019年3月6日 自宅

 

2時間ほど横になって、やっと熱が下がってきた。新しいことを始めると、しばらくは熱が出る。心拍数が上がる。厄介だが、予測はできているので、前もって休む時間も計算に入れている。だてに、生まれた時から寝込み街道を爆走しているわけではない。最悪のパターンは、常に予測済みである。

 

最悪に備えて

楽天的に動く

 

これが物事の必勝法だ。

 

楽天的で備えをせず

動いたあとに後悔する

 

よくあるパターンだ。

 

これが災害時だったら、シャレにならない。何の準備もせずに、水も食料も買い置きがない。災害に巻き込まれたら、悪いパターンばかりよぎり、パニックになる。逆に普段から水や食料を備蓄し、ハザードマップを確認しておく。いざ避難となったら、絶対助かると信じ、慎重に行動する。どちらが、助かる確率が高いだろうか?

 

最悪のパターンを考えるのは、悪いことではない。常に考えるのは、大問題だ。だが何かを始める前は、最悪のパターンを予測し対策をする。それから少しずつ動き出せば、成功の確率は上がる。気をつけたいのが、準備に時間をかけすぎて、行動しないまま終わるパターンである。

 

これを防ぐために、私は行動の締切をつくる。締切までに準備を終わらせる。もし終わっていなくても、締切が来れば行動を開始する。

 

誰かに押し付けられた、締切でも効果はある。それでは、自分をコントロールする能力は身につかない。自分で決めた締切を守れてこそ、心も思考も鍛えられる。

 

自分への約束を守る

 

手っ取り早く、1円もかけずに、自信をつける最も単純な方法である。けれども、できる人が少ない難しい道でもある。私も守りきれず、よく落ち込む。だが、それでいいのだ。

 

自分との約束を、真剣に守ろうとする

 

その意識が『約束を守れる自分』への第一歩だ。最初からデキる人は超人である。そんな人は全人口の1%もいない。

 

 

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