身近な人に全力を尽くす
2019年12月13日 自宅
今日は、月1回は参加している『7つの習慣』の勉強会の日だ。夜開催が多いので、眠い目をこすりながら参加している。『7つの習慣』に出会ったのは16歳のときだ。以来、私の本棚にはずっと居場所がある。読み返した回数は、もはや覚えていない。少なくとも100回はくだらないだろう。
そんな私でも、『7つの習慣』の勉強会に参加するたびに新たな学びがある。『7つの習慣』の知恵の奥深さと、他者と交流する大切さを実感するひと時だ。
今日のテーマは第5の習慣、人間関係がテーマだった。『7つの習慣』を読み、自分が改善したい点を打ち明け、全員で改善策を考える。
自分も語りつつ、参加メンバーの話を聴いて思う。
何を重視しているかは人それぞれだな、と
家族
職場
だいたい、どちらかに分かれる。
悩みの種類は様々だが、問題点はどんな時も2つだ。
理解されない。
理解できない。
どんな状況であれ、この2つが問題の原因だ。相手の言動が理解できない。こちらの気持ちが相手に伝わらない。共感の難しさをつくづく感じる。
『7つの習慣』の勉強会に参加して、半年以上が過ぎている。おかげで、多くの悩みを聴く機会があった。そして、なぜか個人でも悩み相談をよくされる。初対面でも重量級の悩みを打ち明けられる。だからこそ、気づいたことがある。
最も身近な人との関係が、一番難しい。
週に何回も会う人との関係はごまかしがきかない。毎日、顔を合わせる家族をだますことは不可能だ。どれほど自分をよくみせようとしても、365日24時間、演技を続けられる人はいない。おおよそ3か月もすれば、ボロがでる。
そして、人は慣れてしまう生き物だ。自分が持っているもの価値に気づきにくい。大事な人を疎かにしている人が、いつその価値に気づくか? 失いそうになった時だ。残酷な話だが、気づいたときはたいてい手遅れだ。後悔しても取り戻せない。
自分自身をごまかせず、その大切さにも気づきにくい。
だからこそ、忘れてはいけないことがある。
最も身近な人にこそ、全力で心を傾ける。
「ありがとう」
「ごめんなさい」
「おはよう」
「おやすみ」
「いってきます」
「ただいま」
「いってらっしゃい」
「おかえり」
ちゃんと、相手の顔を見て口を開いているだろうか?
数百円のお菓子でもいい。
道端で摘んだ花でもいい。
手紙だっていい。
ちょっとしたプレゼントを、月に1回は贈っているだろうか?
相手と心を通わせる時間をとっているだろうか?
イエス、と言える人は少ないだろう。
私も100点満点とは言えない。
職場できちんと挨拶をして、同僚への差し入れを忘れない。そんな人ですら、大切な人には行動で感謝を示していない人があまりに多い。死の淵に近づいたとき、思い浮かぶのは大切な人の顔だ。そんな大切な人を失うのは、あまりに悲しい。
大切な人を失いたくないなら、行動あるのみだ。
照れくさい?
大丈夫、3ヶ月もすれば慣れる。
これまでの自分の行動がひどい場合、身近な人は素直に受け取ってくれないだろう。疑われ、バカにされ、ひどい言葉を投げつけられるだろう。せっかく頑張ったのにと、怒りがこみ上げるだろう。
残念ながら、怒る権利はない。自分のこれまでの行動が返ってきているだけだ。失った信用を取り戻すのは簡単じゃない。けれども、信用を取り戻した先には心穏やかに過ごせる日々が待っている。お金では買えない、壊れやすくも心をかたむけていれば何よりも強固な居場所が作り上げられる。すべてをかける価値は十分にある。私は確信している。
大切なものほど、大事にできない。
人間の悪い癖だ。
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