出来ないから始める
2020年1月5日 自宅
今夜、インターネット上で勉強会に参加の予定がある。だが、出席は厳しい。2時間半の勉強会を、3分座っているだけで震えてくる身体で参加できるはずもない。パートナーも絶対に許してくれないだろう。
だが、欠席するのは心苦しい。主催者の今年の目標は『参加者全員が12回の講義に出席する』ことだ。月1回の参加で達成される目標だ。それなのに、最初の講義でいきなり欠席はひどすぎる。だからといって、無理をするわけにもいかない。
そこで、勉強会の年間予定表とスケジュール帳を開いた。12回の講義の受け方は3パターンある。今回休むと、1回分の穴が開く。この穴を他の2パターンのどこかに割り込むことで補うことはできないか、と。
調べてみると、4月と10月に割り込むチャンスがある。主催者の目標にそった提案なら断られることはないだろう。朝6時だが、主催者が起きていることは知っている。欠席の連絡と、参加日時を変更する提案を伝えてみた。
心配の言葉と共に、了承の連絡がきた。
すごくホッとした。
年始早々、申し訳ない。
身勝手な提案を受け入れてくださって感謝である。
悪夢にうなされていなければ、当日ではなく前もって連絡ができたのに。大いなる反省点だ。まぁ、なんとかなったので気にするのは止めよう。安心したら眠くなってきた。時間は朝の7時、二度寝にはちょうどいい時間だ。明日は産婦人科で診察の日なので、体力を温存しなければならない。
再び、ベッドにもぐりこんだ。
私は出来ないことが健康な人より多い。そして、予定通りに動けないことも多い。だからこそ、身についた思考がある。
『今の状況で、出来ることはなんだろう?』
どれほど嘆いたところで、現実は1ミリも変わらない。納得できる、できない関係なく、出来ないことは出来ない。結果、思考を出来ないから始める癖がついた。出来ないものを挙げていくと、少しだったとしても出来ることが残る。残った出来ることに精一杯の力をかける。
私の場合、おかげで予定の調整力と交渉力という名の言い訳がうまくなった。出来ないことを深堀りすると、出来ることにたどり着く。スキルの見つけ方のひとつだ。好きなことを追うばかりが、スキルを探す方法ではない。自分の弱みも悪いことばかりではないのだ。
ベートーヴェンの名曲は
聴力が弱くなってから生まれたものが多い。
e-hon(2020年5月17日、売切中)
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自己紹介でもある記事
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