歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】世間がピリピリ、財布に危機が迫る

世間がピリピリ、財布に危機が迫る

 

2020年3月6日 自宅 

 

やっぱり、でたか。

 

古代から、何も変わっていない。

人に絶望した、学生時代の気持ちを思い出した。

 

 

不安とイライラが渦巻いている。ネットも、新聞も、ニュースも、暗い話題がほとんどだ。そんな中、また追加で嬉しくないニュースが聞こえてきた。

 

詐欺

買い占め

コンピューターウイルス

 

予想していたとはいえ、ガックリである。

殺人が増えた、海外よりはマシだが。

 

人の心が不安定になるとき、泥棒・詐欺などを行う人が増える。そこまでじゃなくても、ルールギリギリを責める商売が乱立する。そこには、ある共通点がある。

 

楽してお金を得たい。

 

他人の不幸なんて、どうでもいい。

手に入れられるだけ、手に入れたい。

 

冷静じゃない、今がチャンス!

 

そんなノリで、世の中が混乱するのを喜ぶ人たちがいる。

 

最近の人のモラルが低下した、わけではない。人間の歴史が記されてから、変わることなく続いている習性だ。感染症だけじゃない。天災、戦争、経済危機など、社会が乱れるたびに出現した。現代も、まったく変わっていない。インターネットなどの交流できる範囲の拡大で、むしろ更にひどくなっている。誰の目にもわかる問題児なんて可愛いものだ。いい人のフリして多くの人を騙す、おまけに法の枠内で。恐ろしい人物がうごめいている。

 

この不幸につけこむ人類の悪癖は、まだまだ消え去る様子はない。おそらく、100年たっても残っているだろう。ごく普通の人ができる対策は自衛のみである。この自衛、ポイントをつかめば誰でも簡単にできる。

 

冷静に、財布の口を閉じて、戸締りしっかり。

これだけである。

 

相手が世間の混乱時を狙うのは、パニックになった人は騙しやすいからだ。遅刻しそうで焦っていたら、いつもなら軽く通過する段差に引っかかって転んだ。そういう勢いで、単純な罠に騙される。だから、冷静になるだけでいい。冷静になって判断力が戻れば、騙されにくくなる。

 

そして、財布を開かなければいい。世間があわただしい時、最も増えるのはお金狙いだ。手口は様々だが、狙いは財布の中身である。財布が開かなければ、どうしようもない。

 

 あとは、しっかりガードを固めればトラブルのほとんどは防げる。

 

なお、戸締りは家の入り口だけではない。スマホやPCなどの入り口も固める。人がいないお店や自宅が空き巣に狙われるように、インターネットにつながっている機械も狙われている。頑丈なドアに鍵をかけ防犯装置を設置するように、パスワード管理とソフトの更新を行う。呼び出し音が鳴っても相手を確認するまでドアを開けないように、覚えのないメールやSMSは開かない。危ないと思ったら助けを呼ぶように、すぐに専門家に相談する。基本はリアルでもネット上でも変わらない。

 

人は社会に影響される生き物だ。周りがガタガタすれば、自分もガタガタと釣られてゆれる。ゆれっぷりに個人差はあるが、どれほど心が強い人でも影響ゼロにはできない。

 

そんなガタつきを狙ってくる人がいる。

 

これを頭に置いておくだけでも騙されにくくなる。相手の目的とやり方を知っていれば、被害にあう前に防げる確率が上がる。トラブル対処の知識は評判のいい薬のようなものだ。手元にあれば心強い。使わずに済むのが一番なのも同じである。

 

 

騙されないと確信する人が

最も騙されやすい人である。

 

用心をしない、

その心がスキを生む。

 

詐欺師の得意技は

心のスキを突くことである。

 

つまり、

騙されないと確信する人は

詐欺師のカモである。

 

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