タイトルと合ってないよ
2020年6月30日 自宅
本音は違うな。
一目で判断できた。
新聞を読む。
事実が書かれているとは限らない。だが、事実を探るヒントにはなる。少なくとも、新聞の出資者の思惑はよくみえる。広告宣伝は特に面白い。タイトルと中身のちぐはぐさに毎回笑いがこぼれる。
就職氷河期の討論会、議論する人は全員60代
ダイバーシティーの講演会、顔写真は男性のみ
貧困対策の勉強会、参加費用が1万円
本文を読む気がゼロになる。読まなくても、現実的な内容じゃないのが丸わかりだ。本音は、問題を解決しようとしているのでない。自分たちにとって都合のいい結論を出したいだけだ。
「当事者じゃなくても、詳しい人はいる」
それは同意する。当事者じゃないからこそ、気づけることもある。実際に困っている人だけだと短期的な結果を求めがちだとか、物事をみる視野が狭くなりやすいとか、問題点はたくさんある。けれども、当事者がいない言い訳にはならない。
就職氷河期に当たる人の年齢は30代または40代だ。60代は高度成長期である。給料が上がっていく時代の人と給料が上がるどころか仕事がなかった人との感覚が一致するはずもない。ダイバーシティーの強みは多様な意見だ。それなのに、もう半分の女性の参加はゼロにする。いきなり多様性の半分を削っている。男性だけの街を作るというならば正解だが。そして、貧困の人は1万円を出す余裕はない。
新聞をつくる人は文章のプロだ。それなのに、タイトルと中身が一致しないと読者にがっかりされる。基本中の基本を大事にしないのだろうか。読者ではなく、出資者が大事と考えれば不思議ではないが。
個人的には、これからも続けてほしい。
日々の笑いのひとつなので。
記事にも、ちぐはぐタイトルがあるのは困りものだが。
包装をどれほど頑張っても
包まれた品物の質は何ひとつ変わらない。
そして、
受け取った相手の評価は
品物の質にいずれ比例する。
受け取った時に
涙を流すほど喜んだとしても。
自己紹介でもある記事
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