ブログアクセスが3倍になった
2020年3月29日 自宅
私はブログアクセス数アップの対策をまったくしていない。なぜならば、記事の投稿以外に使える体力がないからだ。ブログデザインも最初の頃とほとんど違いがない。手抜きと言われてもうなずくだけだ。
それなのに、なぜかアクセス数が増えている。
1日だけアクセス数が多いことは何度もあった。だが、今回は違う。1日の平均訪問者が増えている。去年までと比べると、約3倍である。何か特別なことをした覚えはまったくない。原因は私ではない。
10分ほど考えても、答えはなかった。
こういうときは一時置きである。放っておけば、忘れたころに答えがポンと降りてくる。無意識さんにお任せするだけだ。いつも通り、問題を放置する。この判断は正しかった。15時間後、寝る寸前に思いついた。
世の中が変わったからだ。
新型コロナウイルスの流行で苦しむ人が増えた。結果、人生トラブルの対処法をインターネットで探す人も急増、そのあおりで私のブログもアクセス数が倍増したのだ。
うちのブログは困っている人向けだ。健康なし、時間なし、お金なしなど、どうにもならない現状を生き抜く情報が中心だ。心身ともに健康で、時間を自由に使えて、お金に余裕がある人向けに書いていない。大衆向けとも言えない。
元々、このブログは世の中への恩返しのつもりで始めた。だから、アクセス数が簡単に増えるとわかっていても、お金・政治・ダイエットなどの話題はまず書かない。批判もメインにはしない。だいたい、アクセス数が増えやすい情報は書く人がいっぱいいる。別に私が書く必要はない。
血と涙と毒混じりの人生の泥水を、胃が破裂するレベルで飲みこんだ。そんな私だからこそ書けるモノ、それだけをことばにしている。私が感じたままの文章があったら、ブログをはじめようなんて思わなかった。未だ見つけられないから、今日も書いている。
『苦悩していた、あの時に読みたかった』
これが、私の内容を決める基準である。餓死寸前とか、多重人格とか、生死の境を二けた反復横とびなど、日本で産まれたら経験することがまずない人生トラブルが土台だ。多くの人に当てはまる内容になるはずがない。そのはずだったのだが。
時代が、私の後ろにいた。
死が間近に迫る。
家庭で諍いが増える。
貧困に突き落とされる。
私の同類が世界中で増えるとは、予想外である。
読んでくれる人が増えたのは嬉しい。
だが、増えた理由が嬉しくない。
アクセス数が増えだしたのは、データによると1月からだ。普段、アクセス数のチェックをしていない。だから、気づいていなかった。星マークが増えていなかったら、今も気づかぬままだっただろう。3か月近く、アクセス数が増え続けている。ということは、困っている人の参考になれているのだろう。この1点だけは心から喜べる。
ほそぼそとネットの片隅でことばをつづっていただけなのに。時代の流れというのは、個人には予測ができないものである。ただ、これだけは言える。
独自性は何よりも大事だ。
新型コロナウイルスの騒ぎで、私と同じようにアクセス数が増えているブログはいくつもある。どこも個性が突き抜けている。すぐにマネできるようなブログは、インターネット利用時間が増加した恩恵をあまり受けていない。逆にアクセス数が減ったブログすらある。
何が時代の流れに乗るかはわからない。
けれども、独自性が無ければチャンスはゼロだ。
新型コロナウイルスの騒ぎが教えてくれた学びである。
すぐにマネできるものは
すぐに飽きられる定めである。
ここだけ
これを超えるアピールはない。
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