パートナーのご飯がおいしい
2020年8月31日 自宅
ごはんがおいしい。
それだけで、生きる気力が湧いてくる。
今日も、パートナーが作ってくれるご飯がおいしい。食事はパートナーに丸投げだ、食費は払っているが。別に料理ができないわけじゃない。独り暮らしの時は節約のため、お弁当も作っていた。現在、箸も取り落とす体調なので料理どころじゃないだけだ。誠に申し訳ないが、ニコニコ食べることが私にできるすべてだ。
パートナーは料理上手だ。
無理に笑顔を作らなくても自然と表情がほころぶ。しかも、パートナーも病人なので栄養バランスもばっちりだ。体調不良により、食べる回数や時間もバラバラで面倒の極致だろうに。「あんたはいつ食事にすればいいかわからん」「もっと食えよ」とブツブツ文句を言いながらも体調に合わせて工夫してくれる。そんな生活が10年以上だ。頭を上げる隙が無い。
毎食、自分のつくったご飯
どれほど美味しくても飽きる。料理を作りたくない日だってある。知っているので、たまに通販や出前を利用する。食事の準備が無駄にならないように、パートナーに一声かけてから。「ちょっと、外に食べに行こう」と誘われるときもある。前なら付き合えたが、最近の体調では徒歩15分でもキツイ。なので、インターネット注文にお任せである。
日頃のお礼代わりでもあるので、何が食べたいかを毎回尋ねる。それなのに、最初はいつも「何でもいい」か「あんたの食べたいものでいい」だ。それでは、お礼にならないじゃないか。好みはつかんでいるが、できれば今食べたいものを届けたいじゃないか。というわけで、選択クイズのように料理や食材名を並べて反応をみる。前日に食べたいものをぼそりとつぶやいていた場合は楽でいいのだが。
私は食欲があまりない。普段もないが、体調が崩れればもっとない。特に1人でいると、一日ぐらい食が抜けても気づかない。喉が痛いときは水分をとる気すら失せる。冬眠中のクマとの違いは文章を読んでいることぐらいだ。そんな私でも、パートナーがおいしいご飯を用意してくれると食べる気になる。
ただ、パートナーが外出中でご飯だけあっても食欲が湧かない。おいしい料理だとわかっていても、どうにもお腹が空かない。結局、パートナーが戻ってきて「また食ってないのか」と怒られながらの食事となる。
仕方がないじゃないか。
怒られながらでも、一人で食べるよりもおいしいのだから。
私は、おいしい食事が好きなのだ。
緊張の中で味わう10万円のフルコースよりも、
大好きな人と半分こした肉まんの方がおいしい。
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