歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】即金は安心なのだ

即金は安心なのだ

 

2020年9月1日 自宅

 

罠がいっぱい。

 

なんとも、恐ろしいものだ。

 

 

久しぶりに、オークションで物を買った。希望金額で落札後に即入金、後は届くのを待つばかりだ。『これ、欲しい』から、こちらの手続き完了まで5分少々だった。探せばもっと安い商品が見つかる可能性はある。だが、探す時間と体力がもったいない。財布に28円しかなかった頃とは違うのだ。欲しい商品が納得できる金額で手に入る。それだけで十分だ。お金もすぐに振り込んだ。即入金するだけで相手に喜ばれる。支払う金額は変わらず、すぐに手続するだけ。これほど簡単に他者を喜ばせる術を私は知らない。

 

オークションだけでなく、それ以外でも速やかに代金を支払う。支払いを遅らせたところで、私には何もメリットがない。それに、毎度の支払いが早いだけでも相手の信用が増えていく。例えば家賃、大家さんから支払いが滞っている愚痴をあらゆる場所で、何度となく聞いたことか。もちろん、私は毎回きちんと支払った。そのせいか、何か困ったことがあったときは即座に対応してくれた。金額は変わらなくても、早めにきちんと支払うだけでこの効果である。

 

分割払いもほぼ使わない。スマートフォンも即金だ。たまに勘違いしている人がいるが、一括払いでも2年間の割引はつく。期間が過ぎれば元に戻るが、2年も過ぎればスマートフォンの寿命がくる。家に引きこもりで使用頻度の低い、新品で購入した私の日本製スマートフォンでも3年目にはガタがきた。それに、思うのだ。持ち歩く壊れる可能性が高いスマートフォン、即金で買えない金額の商品を選ぶのは欲張り過ぎではないか、と。

 

こんな風に考えるのも、年単位、営業職に就いていたからだ。分割払いの恐ろしさを間近で見た。営業テクニックに「いかに、支払いを軽く感じさせるか?」がある。総額は最後に軽く流すもので、1日単位や1か月単位で金額を伝えるのだ。おかげで、当時は缶コーヒー・タバコ・お菓子など日常で気軽に手に取る商品の代金に詳しくなった。だからこそ、私は総額を真っ先に確認する。同時に、一括払いと分割払いの支払う金額の差を確認する。どちらかで『商品の価値に対して高すぎる』と感じたら買わない。1日、1か月ではなく、総額ですべてを判断する。

 

最近、怖いなと思う手法を見かけた。何も手続きしなくても、自動で分割払いになったり後払いになるシステムだ。ローンを組まない・組めない人が増えたからと、審査のない手法を考え出すとは。ほとんどの利用者が契約書を読まないスキをついている。裁判になっても「読んでない、あなたが悪い」と言われるだけだ。一商品の総額だけでなく、月に使った金額の総額さえ見えにくくするとは。まったく怖いものだ。

 

私が即金を選ぶのは、こういった罠にかからないためだ。すべての罠を避けることはできないが、即金ならばその場の損だけで済む。分割払いだと、何年も何十年も苦しむハメになる。納得ずくの分割払いはまったく問題はない。即金では買えないが必要なものはこの世にたくさんある。だが、騙されてしまった場合の被害は甚大だ。市営住宅を仕事で回っていた時にたくさん目撃した。守秘義務で詳しくは語れないが、悲惨の一言しかない。

 

せめて、即金は無理でも。

総額チェックぐらいはしないと危険だよ。

 

あと、契約書は大変でも読もう?

 

金融関係は、頭脳を駆使した罠の宝庫なのだから。

 

 

数字は信用できる?

 

その数字を、きちんと理解できているならね。

 

 

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