感染症と天災は重なる
2021年2月14日 自宅
ついに、来てしまったか。
驚きはなかった。
夜中に災害警報が鳴った。調べてみたら、東北で大きな地震があった。被害が最小であることを祈った。日本は火山の上にある国だ。地震は避けようがない。とはいえ、昨年から体感できる地震が多いなとは感じていた。
大きな地震が起こると確信もしていた。
別に専門家でも、特殊な能力があるわけでもない。ただ、歴史好きなので繰り返し起こる出来事を知っていた。『危険度が高い感染症の流行と天災は同時期に発生しやすい』、これも歴史上で途切れることなく起こる出来事のひとつなのだ。
幾度も起こっている感染症にまつわる出来事、日本で有名なのは大仏建立と幕末だろう。トラブルが繋がって襲ってくるのは、個人レベルでも人類レベルでも同じようだ。1000年以上も離れているのに、感染症の流行と天災セットの記録が残っている。
病に苦しんでいる最中に、天災が追い打ちをかける。
だいたい、100年周期で起こっている。
個人的に気になるのが、歴史は繰り返しているのに対策が常に間に合わないことだ。日本だけでなく、世界中に記録が残っているのに。コピーしたかのように同じような状況に陥る。おそらく、人類が忘れっぽいのが原因だろう。
寿命が延びたのは最近だ。100年前までは寿命が30代、50代が一般的だった。つまり、100年だと3世代が過ぎている。感染症の流行の恐ろしさを本気にしないのも無理はない。現代の日本人の感覚に合わせると、「祖父母の時代のように、明日にも戦争が起こるかもしれにないから核シェルターの準備をする必要がある」と言われるようなものだ。実際に行動に移す人はほぼいないだろう。
「過去よりも科学技術が進んでいるから大丈夫」
これも、昔から言われている。そして、毎度のように失策の原因になっている。「人類、いい加減に懲りろ」と思うが。自分の都合のいいように考える癖は変わらないようだ。困ったところほど、古代から何ひとつ変わっていない。今回も似た展開を爆走中だ。『歴史に学べ』、これは人類の行動パターンが進歩していないという意味も含んでいる。
だからこそ、
歴史を掴んでいるだけで
世の中の動きは先読みしやすくなる。
最新情報を追う時間の一部でも歴史を学ぶために使ったら。前もって、起こりうる危機に気づくことができるのにな。最新情報の理解すら、歴史を知っているとより深く知ることができるのにな。
学生時代の学びだけではもったいない教科
そのトップは歴史だと私は思っている。
歴史をバカにする者は、
同じ失敗を繰り返す者である。
自己紹介でもある記事
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