歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】ボイストレーニングで専門家の凄みを味わう

ボイストレーニングで専門家の凄みを味わう

 

2020年3月10日 自宅 

 

分野外のことを聞いたのに。

その回答に驚いた。

 

 

はじめての体験というのは学びが深いものだ。メインテーマだけでなく、それ以外にも学べる場所がある。今日のボイストレーニングもそうだった。

 

はじめてのボイストレーニングがオンライン、予想外の展開だった。今年、受ける予定ではなかった。本来ならば、去年の夏に対面で受ける予定だった。こうなったのは、なりゆきである。

 

去年の春、ある勉強会で出会い、会話が盛り上がった。その2か月後、相手がボイストレーニングの専門家だと知った。私はラ行がうまく発音できない。おまけに、早口である。ある日、ボイストレーニングのお試し企画をすると知った。『聞き直される話し方を直せるかも』、喜びのまま申し込んだ。それなのに、体調不良でキャンセルするハメになった。受講料金は返すと言われたが、受け取らなかった。迷惑代だ。その後も交流が続いた。先週、ボイストレーニングのオンラインレッスンを始めると知った。再び、申し込んだ。代金は無料だった。レッスンをせずに代金を受け取ったのを、ずっと気にされていたらしい。こちらの都合なのに、なんていい人なんだ。

 

こんなノリで、本日のボイストレーニングが決行された。無料をただ受け取るのは、私の心が落ち着かない。新型コロナウイルス対策『世間であまり知られてない版』の情報を抱えて、ビデオチャットのログインボタンを押した。

 

中身の濃い2時間だった。

お互いにいい笑顔で、また会いましょうと別れた。

 

持参した新型コロナウイルス対策は、知らない情報だらけだったらしい。きょとん顔やテンションが上がる姿を見せてもらった。前日に、脳内から引き出してメモ書きしておいて良かった。もらいっぱなしは性に合わない。

 

この対応が良かったらしい。明らかに、当初の予定よりもさらに深い内容を教えてくれた。どう考えても、プロが受けるレベルのボイストレーニングである。話し方の訂正ポイントとその直し方だけでなく、自宅で出来るトレーニング方法や道具なしで出来る喉ケアの方法など、声についての幅広い情報を教えてもらった。スピーチの準備の仕方まで教わってしまった。

 

これ、無料で良かったんだろうか?

 

ニコニコ顔だったので、ありがたく受け取る。

またの機会に、何かお礼を考えよう。

 

第一歩として、Facebookにアドレス付きで紹介文を書いて投稿した。いいと感じたものは、お知らせする主義である。相手のメインポジションがFacebookなので、そちらを投稿場所に選んだ。いつ、どこに、何を投稿するか。これを間違うと逆に迷惑になる。相手が喜ばなければ、お礼にならない。30分後に喜びのメッセージが届いたので、正解だったようだ。ホッとした。

 

本日のボイスレッスンを振り返り、つくづく思う。

専門家と言うのは、やっぱり凄い。

 

「なんでも聞いてください」

 

お言葉に甘えて、ある質問をした。

 

「英語もうまく発音できません。何かコツはありますか?」

 

ちょっとためらったのちに、英語だけでなく様々な言語の発音のコツを教えてくれた。メインテーマから離れた質問に、離れた距離を大きく包む広さで教えてくれるとは。とても驚いた。回答の内容に驚いたのではない。私にぴったりだったから、驚いた。

 

なぜ、私が英語以外の言語にも興味があるとわかったんですか?

本好きで、元の言語で読めるようになりたいと伝えたからですか?

何か月も前の話を、覚えておられたんですか?

 

相手の質問にあった答えを返すのではなく、

相手の知りたい情報を返す。

 

専門家の凄みをひしひしと感じた。

 

最近、専門家への批判が高まっている。『小学生から、やり直して』と言いたくなる、専門家の着ぐるみをかぶった人は確かにいる。だが、専門家の名にふさわしい人たちは違う。専門分野だけでなく、関連する知識も深く広い。誰の質問だろうと答えられなければ、家に持ち帰って調べる。そして、次回会った時にしっかりと教えてくれる。研究熱心で、好奇心にあふれた素晴らしい方たちだ。

 

私は日本語を知り尽くしたい。目標は遠すぎて、まったく見えない。日本語を深く学ぼうとすれば、日本の古典・短歌・俳句だけでなく、中国とインドの古典も外せない。アジアやヨーロッパの言語も範囲に入る。歴史、文化、風土など、言い出したらきりがない。学ぶ範囲を想像すると、ワクワクとめまいが同時に起こる。なぜワクワクするか? 読む対象が増えると心がおどる、活字中毒のサガだ。

 

日本語の専門家と言われるほどのレベルになれるか?

これまでに出会った、専門家をイメージする。

道はとてつもなく険しそうだ。

 

 

専門家

 

この言葉に

背負われている人もいれば

背負っている人もいる。

 

言葉のイメージは

どちらが多いかで決まる。

 

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