歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【歩くリトマス試験紙の反応記録】あの日の恩返しになったかな?

あの日の恩返しになったかな?

 

2020年4月5日 自宅

 

 ずっと気になっていた。

あの日の感謝には、まだ届かないが。

 

 

4月1日に投稿した記事の通知が収まってきた。予想を超える反響に驚きしかない。投稿前後は、読んでくれた人のお役に立てるか不安だった。この様子だといい方向に背中を押せたらしい。すごくホッとした。

 

この反応ならば、あそこにも投稿できそうだ。

 

ある場所への投稿をずっと迷っていた。そこはゲーム攻略がメインのコミュニティだ。新型コロナウイルスとはまったく関係ない。ゲームのコミュニティは、日常生活のツラさの気晴らしで訪問している人も多い。私も寝たきりの時はお世話になった。今もお世話になっている。そこに、現実へ引きずり戻す話を投入するのは空気が読めなさすぎる。

 

なのに、なぜ投稿しようと思うのか?

 

2年前に助けてもらったからだ。

 

京都の博物館に”へし切長谷部”の刀が来る。

どうしても、肉眼で観たかった。

 

開催期間中に訪問するために、リハビリを頑張った。

1年かけたが、杖を使っても歩くのは15分が限界だった。

 

なんとか、京都まではたどり着ける。

だが、そこから杖で移動する人向けの情報が無い。

 

困りきった私は、刀剣乱舞のゲーム攻略コミュニティに助けを求めた。すでに刀の展示は始まっていて、京都の博物館に訪問した報告がたくさん投稿されていたからだ。あまりにも場をわきまえない行動、それなのに非難の言葉はひとつも無く、詳しい情報をたくさん教えてくれた。おかげで、京都の博物館で”へし切長谷部”を観ることができた。

 

当日と翌日に、刀の展覧会を楽しんだ報告とお礼を伝えた。その後に、このブログ以外で助けてくれた出来事の記事が採用された時があり、その情報も伝えた。毎回、喜んでくれた。だが、これは感謝を伝えただけである。困っている手助けをしたわけではない。

 

助けを求めた時と報告の時以外は、名無しでゲーム内コミュニティをウロチョロしている。初心者さんのフォローや攻略情報の協力はしていた。だが、これだけではあの弱り切った日に助けてもらった恩には届かない。ずっと心の内でモヤモヤが消えなかった。

 

そこに、この新型コロナウイルスの感染騒ぎが襲ってきた。そして、手元にはお役に立てるかもしれない文章がある。恩返しをするチャンスである。

 

けれども、役に立てるかどうかに疑問があった。私の全力は尽くしたが、他者にとってプラスになるとは限らない。だから、批判があまりに多いならば書き直そうと思っていた。読んでくれた人のほとんどが認めてくれる内容になるまで。

 

それが、まさかの1発合格である。

改善すべきクレームは『文章が長い』ぐらいだった。

 

なので、画像1枚でわかる新型コロナウイルスのトラブル対処の一覧表を作った。そちらもすでに投稿済み、一覧表も通知が来るほど反応が良かった。これで準備は万端である。文章と画像をひっさげて、ゲーム攻略のコミュニティに突入した。

 

めっちゃ喜んでもらえた。

 

運が良いことに、当時、助けてくれた人も数人いた。助けを求めた日と同じ時間帯を狙ったかいがあった。杖だけで思い出してもらえて、前より体調が良くなったことを祝ってくれた。なんてステキな人たちなんだ。

 

内心、4月1日に投稿した時よりも緊張していた。心拍数を計ったら、100を超えていた自信がある。心臓にも、身体にも優しくない時間だった。だが、精神にはとても心地よい時間だった。

 

心残り

 

これほど、私の心に悪影響なものはない。

 

寝たきりから杖なしで歩けるまで回復した。けれども、少しも安心はできない。いつ体調が急変するか、医師にもわからない身体だ。目が覚めたら寝たきりに戻っていたどころか、意識が戻らないまま命を失う可能性もゼロじゃない。明日どうなっているか、確実なことは何も言えない。

 

だからこそ、私にとって心残りは最優先課題だ。死の瞬間に、「やっておけば良かった」なんて悔いは残したくない。サクッとあの世に旅立てるくらい、身軽で出発したい。

 

今日の出来事で心残りがひとつ消えた。とても素晴らしい日だ。あの日の恩をすべて返せたとは思っていない。チャンスがあれば、何度でも情報をぶっこむ予定だ。本筋であるゲーム攻略の応援も継続する。ただ少しでも恩返しができた、ゼロとイチの差がとても大きいのだ。自己満足でしかなくても。

 

 

心残りは荷物のようなものだ。

多少ならいい。

 

だが、

増えすぎると行動の妨げになる。

 

両手いっぱいに荷物を持って、

全力で走れる人は少ない。

 

自由に動きたければ、

手ぶらが理想である。 

 

 自己紹介でもある記事

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