間に合えばいいんだよ
2020年7月11日 自宅
規則正しい生活をする。
私には遠い世界だ。
「いいかげん、おきろ~」
パートナーの声で目が覚めた、わけではない。ただ、目や関節が痛いのでふとんの中で不動だっただけである。むくりと起き上がる。時間は11:58だった。目が開いてすぐにふとんのすき間から見た、LED電球がついてない部屋の明るさから予測すると2時間は大木のように転がっていたらしい。どおりで腰まで痛むはずだ。自分の重さにすら耐えられない。変わらず、ふざけた体である。
痛む喉に気をつけながら、ちびちびと飲む。以前、ごくごく飲んだら喉の痛みにむせて咳、運悪く気管に入って咳が長引き、数分の咳が喘息の発作スイッチを押し、2週間寝込んだという結末を生んだことがある。勢いよく動き過ぎて足がつり、1週間ほどまともに歩けなかったときもある。これよりもひどいパター、やめよう。オモイダシタクナイ。
起き上がってすぐは体調を悪化させる芽が出やすい。だから、ふとんから出て1時間はゆっくりとしか動かない。完全に意識がハッキリしてから、スケジュール帳を開く。そして、しばしば悲鳴を上げる。
忘れてた。
起き上がったのが昼以降だと、予定まであと3時間だったりする。のんびりしている起き抜け1時間を無くせば余裕ができる。けれども、何週間も体調が悪化した実例があるのでやめられない。起床時間を一定にしようにも、夜中に寝れなくなる症状がたびたび襲ってくるので無理だ。寝不足に耐えられる身体じゃない。
間に合えばいいんだよ
結局、この結論になった。相手にはこちらの状況なんて言わなきゃわからない。たとえ起き上がり5分でビデオチャットに参加したとしても。1時間前からスタンバイしていた時とほぼ同じの受け答えができればバレない。サヨナラがきれいに決まれば無問題だ。
というわけで、準備を早くする癖がついた。次回の約束をした場合、その日のうちに前準備を終わらせてしまう。これならば、3分で参加の体制が整う。開始5分前に予定の場所にたどり着きさえすればいい。
この癖、よく考えたら子供のころからだった。私は学校の宿題を家に持ち帰ったことがあまりない。ほとんどの宿題は学校の休憩時間に片付けていた。長期休みの宿題くらいだ、家で解いたのは。それも、休みが始まる前に終わらせていた。
体調が安定しないなら、
それでも困らないようにすればいい。
ネガティブなんだか、ポジティブなんだか。よくわからない決意である。真面目さとはほど遠いが、私にとってはベストな解決法だったようだ。おかげで、現在もなんとか約束やぶりを連発せずに済んでいる。
ダメならば、ダメなりにできる方法を考えればいい。
私の人生は、こればっかりだ。
どうしようもない現実にぶつかったとき
ある人は、ただ座りこむ。
ある人は、不満を言い続ける。
ある人は、他に術はないか考える。
すべての人が
同じ行動をとりはしない。
自己紹介でもある記事
↓ ランキングに参加中です。