歩くリトマス試験紙の反応記録

『ありのままに、ゆったりと、みんなで』

【病院スクランブル】面倒なリーダーとの付き合い方

面倒なリーダーとの付き合い方

 

2019年4月17日 自宅

 

映画『ハンターキラー』には多くの上司が登場する。なぜか強烈に頭に焼き付いてるのは最悪な上司だ。こんな人が上司にいたら、私は絶対に近づかない。少なくとも接触は最低限にする。考えただけで、胃のキリキリ胸のムカムカが起こりそうだ。うん、最高の悪役だった。悪役の輝く作品に外れはない。

 

「トラブルから、毎回逃げる」

「責任逃れのため、決断しない」

「それなのに、周りの意見は聞かない」

 

会話する度に印象が下がり続け、反面教師以外にプラスはない。そう言い切りたくなるほど、酷いリーダーは存在する。 これに悪臭がプラスされると、絶縁状を出したくなる。精神力を削るだけの人は避けたい。だが、避けきれないことがあるのが人生だ。その相手が直接の上司だった場合、いかに自然に距離を取るかが問題である。

 

トラブル時は棒立ちになってパニックになるのに、部下の行動を何を食べるかまで知りたがる人が上司だったことがある。面倒なことが大嫌いな私にとって、最も相性の悪い上司だった。こっちは関わりたくないのに、あっちが寄ってくる。いろいろ試してみた結果、1日のうち会話時間は1時間まで短縮した。

 

聞かれる前に、報告する。

 

「部下について詳しい」がプライドのもとになっているタイプだった。だから尋ねられそうな情報を、3分ぐらいにまとめて挨拶と同時に話した。おかげで仕事中に話しかけられることは無くなり、イライラが激減した。

 

面倒なリーダーには、強烈なこだわり持ちが多い。そのこだわりに合わせて対策すれば、被害は最小限に収まる。ここで大事なのが、相手に気づかれないように立ち回ることだ。気づかれたら、確実に相手のプライドは傷つく。その結果、社内イジメの対象になることだってある。そうなったら徹底的に戦うか、撤退という名の退職になる。我慢した方がマシだったでは意味がない。「いか自発的に離れてもらうか?」がポイントだ。

 

蚊取り線香は、自分ではなく蚊が逃げている。

 

ハンターキラー 潜航せよ〔上〕 (ハヤカワ文庫NV)

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ハンターキラー 潜航せよ〔下〕 (ハヤカワ文庫NV)

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【病院スクランブル】映画『ハンターキラー』は因果応報の教科書だった

 映画『ハンターキラー』は因果応報の教科書だった

 

2019年4月17日 自宅

 

映画狂の友人がうるさい。「潜水艦ものに外れはない」と猛アピールしてくる。潜水艦メインの作品で、明るい話に出会ったことがない。蝋燭の明かりがじわじわ消えていくような陰鬱なイメージだ。体調がマシになってきたばかりで、うす暗い話は心に優しくない。だが友人の弁舌が止まらない。10分で、こちらが折れ観に行くことになった。

 

あれ? 穏やかな景色が広がっているぞ。

やっぱり、暗い・重い・辛いの3ダークセットがきちゃったよ。

えっ、そんな選択をするの?

 

心温まる話だったな。

 

「いい店だと教えられて向かったら、幽霊屋敷みたいだった。がっかりしながらも付き合いで料理を頼んだら、眼が覚めるほど美味しかった。帰り際の店員さんの対応に、今度は一人で来ようと思った」

 

そんな感覚を映画『ハンターキラー』で味わった。この作品は、様々なタイプの上司がでてくる。窓から突き落としたくなるような人物もいれば、会社で頼りにしたい人物、仕事をやめても付き合いたいような人物も登場した。

 

それぞれが迎える結末が、どこまでも因果応報だった。部下への対応が、そのまま自分に変えてくる。おかげでエンディングの爽快感がいい。素晴らしい人格の人は輝かしい未来が、悪魔に魅入られたような人格の人は地獄のような展開が訪れる。「世の中、そんなに甘くない」頭の中で響く批判の声を打ち消すほど、青春ドラマみたいに爽やかな風が吹いた。

 

「間違ってなかっただろう」と言わんばかりの友人のドヤ顔はウザイが、とても有意義な時間だった。友人には感謝である。

 

いい部下がほしければ、いい上司になればいい。

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『病院スクランブル』多数決禁止な場面

多数決禁止な場面

 

2019年4月14日 自宅

 

映画『記者たち』は結末が観る前にわかっていた。ノンフィクション作品の宿命だ。それでも何ヶ月経とうと忘れられないシーンだらけだった。多数決をしてはいけない議題もあるんだな、と思い知らされた。

 

多数決は、楽を突き詰めた制度である。多数派になれば面倒はなくなる。別の意見を持つ人間を説得する必要はない。責任を取る必要もない。時間もかけなくていい。多くの人が損する内容であろうと問題なくOKが出る、それが生死に関わるものでも。

 

だからこそ、多数決の対象にしてはいけない。そんな場面はいくつもある。「家族の延命治療をするか?」「遺産をどう分けるか?」「だれが介護をするか?」命やお金、負担が長期にかかる選択の多数決はダメだ。その場は収まっても、後で憎しみのスパイス付き倍返しトラブルで返ってくる。場合によっては、子や孫の世代を過ぎても終わらない。『人間は感情の生き物』であることを忘れると、とんでもないことになる。

 

期限がある場合がややこしい。例えば遺産相続の場合、相続放棄の期限は3ヶ月だ。これを過ぎると、家の引っ越しが水を飲むレベルと感じるほど手間のかかる手続きになる。とても素人では手がつけられない。遺産放棄ができたとしても、放棄期限3ヶ月以内で行うより手間もお金も膨れ上がる。不動産がある場合は、もっと悲惨だ。まとまったお金がない場合、処分もできずに固定資産税だけ払って放置になる。日本で空き家が多い理由、第1位である。

 

どうしても多数決をしなければいけないなら、せめて関係者だけですることだ。権利のない人間が首を突っ込むと決まるものも決まらない。我が家は叔父の奥さんの母、相続権のない人間が口を出した結果、トラブルが15年続いた。叔父との付き合いは絶縁となり、両親の離婚と私の貧困経験の元になった。4歳の時に見た葬式の修羅場と抱いた感想「血縁と書いて”やっかい”と読む」は、頭に刻み込まれている。

 

多数決は誰でも即使える、便利で身近な方法だ。だが使いどころを間違えると、おぞましい毒を辺りに振りまく。振りまかれた毒が、何世代も残り続けることも珍しくない。多数決のメリット・デメリットを忘れないのが、うまく運用するコツである。

 

ネット注文の便利さは、個人情報が流出する危険とセットである。

 

<<2019年4月15日に続く>>

 

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『病院スクランブル』多数決の運用法

多数決の運用法

 

2019年4月14日 自宅

 

映画『記者たち』は、米1粒に絵を描くように集団の脆さが映し出されていた。数の暴力につなげる工作がすさまじい。事実を語っても、信用されるとは限らない。世の中の不条理な一面のオンパレードだった。

 

権力、財力、数の暴力、どれかを持っていると、黒も白にしてしまえる。黒が黒である事実は変わらなくても関係ない。「みんな、黒は白だったんだね」となってしまう。黒と呼んでいた頃を知らない世代は、黒を白だと信じてしまう。そして利害関係者が少なくなり証拠が発見されたときのみ、黒は黒という事実が認められる。ネットが普及した今でも、この流れは変わらない。変わったのは、証拠が出て来る早さぐらいだ。

 

3つの力のうち、多くの人が関われるのは数の暴力だ。そして数が多ければ、権力も財力もひっくり返せる。だからこそ、世界中の多くの組織では多数決が採用さている。

 

けれども、うまくいっていない。実際には、それぞれの持つ情報量も経験に磨かれた判断力も違うからだ。「この意見に賛成すれば得しそう」と思い込ませれば、自分にとって致命傷の提案にもイエスと言ってしまう。そして周りにイエスが多いほど、イエスと言いたくなる。「あの人と同じ意見にした方が立場がよくなる」なんて理由で決める人もいる。

 

多数決で厄介なのは、一度決まるとひっくり返しづらい点だ。「みんなで集まって決めたんだから」「再度決めるには、時間もお金もかかる」失敗を認めたくないがために、損が確定しても方針を変えない。面子にこだる人がいると、命取りになるまで止まらない。時間を浪費する責任押し付け会議だけが、延々を続く。

 

多数決を上手に利用するためには、情報と判断力についての教育は不可欠だ。知識が少なく騙されやすい人がほとんどの多数決は、悪夢の結果しか出ない。悲しいことに年齢と知識量と判断料は、まったく比例しない。

 

試験は満点でも、仕事は0点の人もいる。仕事はできても、自分の興味のあることしか知らない人もいる。60代を過ぎても、小学生以下の知識と判断力しかない人もいる。多数決をする前に「決める人たちが必要な知識を持っているか」「情報を理解する判断力を持っているか」の確認は不可欠だ。足りないなら、補えるよう鍛える必要がある、組織が崩壊する前に。

 

下ごしらえのない料理は美味しくない。

 

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『病院スクランブル』映画「記者たち」は、多数決の恐ろしさを教えてくれる

映画『記者たち』は、多数決の恐ろしさを教えてくれる

 

2019年4月14日 映画館

 

「あんたは真剣味が足りない。文章を書くなら観に行け」映画狂の友人に誘われて、映画『記者たち』のため映画館に向かった。3.11からイラク戦争終結後までの新聞報道を中心に描いた、ノンフィクション作品だ。

 

欲にかられれば事実も捻じ曲げる。

自分以外の被害はどうでもいい。

そして、責任は取らない。

 

報道というより、人間が集団になったときのデメリットがよく現れた作品だった。「人の命って軽いんだな」と思わずにはいられなかった。多数決はマシであって、ベストの選択ではないと突きつけられた。

 

多数決はよく使われる決断方法である。人はそれぞれ違う。全員の一致を待っていたら、時間がかかりすぎる。多数決は、時間短縮のために作られたやり方だ。時代の流れがのんびりなうちは全員一致が多く、現代に近づくほど多数決を利用する場が増えていった。

 

多数決の問題点は3つある。1つ目は賛成が多い方が正しいと思いこむこと、2つ目は全員が正確な情報と判断力がなければ選択を誤ることだ。だが最後の問題点よりは、まだかわいい。最大の問題点は、「みんなで決めたから」と誰も責任を取らないことだ。多数決を続けるうちに、個人としての責任感も低下していくのも恐ろしい点である。

 

イラク戦争は1社以外の報道は誤りだった。しかし、ほとんどの報道機関の情報が同じだからと、多くの人が他社の誤った情報を信じた。そして誤った情報を流した人のほとんどは「あの状況で正しい判断は無理」と責任から逃げた、報道機関の関係者すらも。

 

多数決は、コントロールしやすい仕組みである。「みんな同じで安心したい」「失敗したくない」「安全な場所で眺めていたい」損をしたくない心理を、弓の達人のごとく射抜いている。頭を使ってエネルギーを消費したくない、人間の本能すらもくすぐってくる。多数決の対象の情報を持ち、冷静に決断できる責任感のある人が多くないと散々な結果になる。実例は歴史の本を読まなくても、ニュース1日分で過ぎるほどある。

 

100人中99人が賛成でも、最悪の結果は訪れる。

 

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『病院スクランブル』 映画『運び屋』に憎しみの種をみる

 

『病院スクランブル』 映画『運び屋』に憎しみの種をみる

 

2019年3月25日 自宅

 

今日は、天狼院書店に提出する記事の締切日だ。内容は決まっている。先週ボロ泣きした、映画『運び屋』についてだ。先日、友人から予告編の公開アドレスを教えてもらったので、執筆前に視聴することにした。

 

また泣いた。

本編のシーンが、フラッシュバックする。

何回、泣かせれば気が済むんだ。

 

私が、この映画でボロ泣きしてしまうのは仕方がない。作中の奥さんや娘さんが主人公に言うセリフ、すべて幼かった私が叫びたかったことだ。悲しくないのに、ボロボロ眼から水が流れ落ちる。胸がとても苦しい。

 

映画『運び屋』のテーマのひとつは、”すれ違い”だと感じる。主人公は家族を愛していなかった、わけではない。だが、やることなすこと裏目にでる。家族が離れていくまで、自分の愛情表現が伝わっていなかったことにも気づかない。

 

人間関係のトラブルの始まりは、ほとんどが”すれ違い”だ。すれ違いの水が、争いの種を育てていく。そして憎しみの果実が実る。そして腐り落ちて、争いの種と悪意という名の香りをばらまく。

日本には、空気をよむという文化がある。察することができるのは、素晴らしい。しかし、頼りすぎていないだろうか。言わなければわからないことも、とても多い。最初に話し合っていれば揉めずに済んでいたのに、お互いが相手の意思をわかっているつもりで”すれ違い”、トラブルの火種が大炎上した例は何度もみた。

 

よく起こりやすいのが、相続問題である。普段交流があるから大丈夫と過信して、お葬式で大喧嘩して憎しみ合い、裁判に発展するなんて、珍しくないパターンだ。感情に欲望が絡むと、トラブルは肥大する。お金は拡大鏡でもある。良いものも、悪いものも関係なく、与える影響を広げる存在だ。

 

日本人同士でも”すれ違う”のだ。そんな文化のない、海外の人達に求めるのは無理がある。国際交流が盛んになる大きなイベント、オリンピックと万博が迫っている。これをきっかけに、自分の意見を率直に伝える価値が、日本で認められても良いのではないかと考える。現状は、「多様性のある社会を」「創造性を大事に」「個性を活かそう」なんて言葉だけが先走って、現実が追いついていない。出る杭は打たれる、今でも日本の主流だ。

 

不幸な”すれ違い”を避けたいなら、意思というボールを互いに投げるしかない。ボールを取りそこねて、痛い目をみることがあるかもしれない。それでも10年ぶりにボールを投げて大暴投、相手の骨を折ったり、家の窓ガラスを割るよりはよっぽどいい。普段から意思のボールを投げあっていれば、そこまで大外れはしない。たまに投げるから、大きく予測が外れるのだ。”すれ違い”を防ぐのは、普段の会話である。

 

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映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に学ぶ、想いの伝え方

 

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に学ぶ、想いの伝え方

 

 

「ちょっといいか」

父が突然、話しかけてきた。

「今、話題の映画『ゴジラ』を観にいかないか?」

「喜んで」

居酒屋のような、返事を返してしまった。

 

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は、元々観にいこうと思っていた作品だった。知人の映画狂に感想を聞いたら「ストーリー普通、CGはいい、音楽最高」という、なんの参考にもならないコメントが返ってきた。重ねて尋ねても、コントラバスがいいとか、オーケストラを使っているとか、ストーリーについての話題が0である。ただ、つまらないとは言わなかったので安心はしている。ダメな時は、10分ぐらい酷評を聞かされるからだ。

 

映画館に行ったら、チケット売り場のお姉さんに劇場を選んでと言われた。3Dにするか、音響360°するか悩んだが、映画狂に「もっといい劇場で素晴らしい音を堪能した」と自慢するために音がいい場所を選んだ。この選択が、後に正解だったと思い知ることになる。そんなことに気づくことなく、ただただ開始を待ち望んだ。

 

音が身体を揺らす。

映像の迫力が2倍増だ。

無音と爆音の組み合わせが、絶妙すぎる。

 

心臓にペースメーカーが入っている父と来たのを、ちょっと後悔するほど迫力大な作品だった。怖さも、気持ち悪さも、美しさも理想通りのモンスターだった。これだけでも、足を運んだ価値がある。だが、最も惹かれたのはそこではない。人とモンスターとの、意思疎通の見事さだ。

 

人と人がお互いの主張をぶつけ合い、言葉が通じるのにまったく理解しあえてないのに比べて、人とモンスターは敵味方関係なく、見事にお互いの意思を理解し合っていた。「言葉は必要なのだろうか?」と疑問に感じるほど、まったく壁が無かった。交流の真髄が、見事に表現されていた。

 

まずは“オルカ”という機械の使い方だ。モンスターの鳴き声を分析し、周波数を調整した音を発信することで、意思を伝えていた。こちらを、先に理解してもらうのではない。まずモンスターのことを分析し、理解してから相手にわかるように返事をする。ビジネス書『7つの習慣』に書かれていた“理解してから、理解される”という人間関係の基本が、はっきり描かれていた。

 

次に目を見張ったのが、モンスターの表情としぐさだ。目の色、口の開き方だけでなく、手の動きから、全身でモンスターの感情が表現されていた。笑顔や手を広げるしぐさが、相手への歓迎の感情を現すようだった。映画『ゴジラ』を観た人すべてが勘違いする余地が0だと感じるほど、すべての動作が感情と一致していた。表情とジェスチャーの威力を、思い知らされた。

 

とどめはモンスターと多くの戦闘機が、共に登場するシーンだ。複数回あるが、その結果はバラバラだ。敵としてモンスターに戦闘機がたたき落とされるシーンもあれば、味方としていっしょに戦うシーンもある。違いがでるのは、戦闘機側の行動だ。モンスターを攻撃すれば、戦闘機も攻撃される。モンスターの目的に沿う動きをすれば、モンスターも戦闘機が動きやすい活躍をする。行動する姿は、言葉を尽くすよりも有効である。モンスターと交流する機械“オルカ”は、もはや必要がなかった。

 

人と人が交流するスキルを上げる場合、多くの人が話し方を研究する。声の聞き取りやすさや、言葉づかい、内容の伝え方など、言葉を中心にスキルを高めようとする。確かに、それは大事だ。だが、本当に大事なものは別である。テクニックだけあげても、効果があるのは短期的で、長期的な深い交流にはつながらない。

 

相手を理解しようとする姿勢、全身に現れるほどの意思、言葉と矛盾しない行動、これらが揃わなければ真の交流は生まれない。言葉はあくまでツールである。重視すべきは、心と行動だと映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に教えられた。たぶん3Dの劇場で楽しんだら、映像のすごさに飲まれて気づかなかっただろう。音の素晴らしさを全力プッシュしてくれた、映画狂の友人に感謝である。

 

いつも映画は多くのことを、教えてくれる。寿司だと思って食べてみたら、絶品のケーキだった驚きを味わった。そんな風に期待とは違った、予想外の学びを与えてくれる。これだから、映画鑑賞はやめられない。

 

私の映画館通いが終わる日は、いつまでたっても訪れないだろう。

 

 

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(オリジナル・サウンドトラック)

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GODZILLA ゴジラ(字幕版)

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『病院スクランブル』 空気なしで生きられますか?

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『病院スクランブル』 空気なしで生きられますか?

 

2019年3月19日 自宅

 

父を駅で見送った後、まっすぐ家に帰った。家に入った瞬間、頭が重くなった。気づいていなかったが、ずっと緊張していたらしい。一人になって、気が抜けたようだ。

 

ベッドに横になりながら、今日観た映画『運び屋』について思う。派手なシーンはまったく無かったのに、映像が頭を離れない。特に花のシーンは目に焼き付いている。

 

最初の花は、品評会に出すものがメインだった。鮮やかで大きく、舞台のお祝いに贈られるような、だれが見ても「美しい」と言うであろう、見事な花だった。最後のシーンで写った花は、小さく色もバラバラで、家庭の庭で素人が育てたような、売り物になりそうにもない花だった。最初の花と同じ種類とは思えない、地味な花だった。

 

だが、その地味な花が

品評会で1位をとった花よりも

輝いてみえた。

 

大事なものは、家庭料理のようなものだ。側にある時は、重要に思えない。高いランチや通販の特産品の方が、素晴らしく感じる。転勤や離婚、死別などで食べられなくなって、気づく。大切な人に作って貰った料理が、どれほど温かかったか。味や品質は、プロにはかなわない。だがそれ以上に、心のこもった料理は貴重だ。お金を出しても、手に入らない。

 

幼稚園の時、母が毎日お弁当を作ってくれた。キャラ弁のようにこったものではないが、私の健康と好みを考えてくれた。その味を、今でも覚えている。引っ越しばかりで故郷がない私にとって、料理の思い出が帰る場所だ。

 

失ってしまえば、戻らないものは多い。そういうものに限って、気づきにくい。空気がなければ、人は死んでしまう。大切な人がいない、人生は虚しい。それは、お金や名声では埋まらない。

 

 

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運び屋(字幕版)

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『アベンジャーズ エンドゲーム』に課題を与えられた

 

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『アベンジャーズ エンドゲーム』に課題を与えられた

 

友人とアベンジャーズを、観てきました。

 

 

幕が降りるとき

 

アベンジャーズの終幕にふさわしい、過去作品のファンにはたまらない『エンドゲーム』を魅せて頂きました。前作で亡くなった人たちの見せ場もありますので、ご安心ください。

 

これまでの自分を否定される

 

前作でフルボッコにされたアベンジャーズ、全員が心を折られています。だからこそ、それぞれの新たな魅力が鮮明に描かれていました。どん底だからこそ、これまで語られなかった弱さが映し出されます。その弱さが登場人物たちを、なんでもできるヒーローではなく、欠点も多い人間なんだと思い出させてくれました。

 

何のために戦うのか?

 

戦わない理由も、バラバラです。残されたものを守りたい、そんな人もいます。それでも譲れないもののため、ひとりひとりが負けられない戦いへ、命をかけて挑んでいきます。

 

単純な正義と悪の戦いではない

 

『正義の反対は、別の正義だ』それを、強く感じさせられます。相手が100%悪ければ、物事は簡単です。ですが、そんな世界はありません。現実の世界と同じく、戦いの虚しさ、やるせなさが胸に迫ります。

 

与えられた課題

 

『アベンジャーズ』は毎回、答えの出ない問いを投げかけてきます。今回は『それぞれの違いを、尊重しあえるのか?』 お互いの意思を尊重する、言うのは簡単ですが実現は難しいものです。人の心に訴えかけるものが強ければ強いほど、周りを巻き込み大きな争いに発展します。どちらの意見にも、うなずける点がある場合、答えは簡単には出ません。

 

「どうすれば、それぞれの違いを活かせる社会にできるのか?」

 

『アベンジャーズ エンドゲーム』は、観客に問いかけています。エンディングを迎えても、はっきりとした回答はありません。答えは、自分自身で出すしかありません。



エンディングまでに、何回も泣きました。「願いのために、どこまで犠牲を払えるか?」を考えずにはいられませんでした。『アベンジャーズ エンドゲーム』も映画館で観てほしい作品です。クライマックスシーンのアクションは、懐かしさと迫力に息をのみました。GW中に、ぜひご覧くださいね。



関連リンク

 

marvel.disney.co.jp

 

marvel.disney.co.jp


 

ここからは

ネタバレ感想になります。

 

 

ご注意ください。

 

 

 

 

ネタバレ感想

アベンジャーズは

アイアンマンに始まり

アイアンマンに終わる

 

アイアンマンに、惚れるしかありませんでした。

 

宇宙を漂っているときの

愛する人に会えないかもしれない不安

 

家族と共に過ごしたい

そのために仲間を見捨てる罪悪感

 

それなのに

消えた人たちを救える方法を見つけてしまう

家族と人類の未来でゆるれる苦悩

 

キャプテン・アメリカとスパイダーマンとの

友情の喜び

 

そして

人類の未来のために

命を捧げる強い意志

 

泣くしかありませんでした。

後半は、10分毎に泣いていました。

 

だいたい、展開がコロコロ変わって

まったく予想ができません。

 

開始20分で

ラスボスが倒されるとか

 

しかも

後半で復活するとか

展開のちゃぶ台返しがすごすぎます。

 

そんな緊張を和らげてくれるのが

雷神様

 

まさか

あのかっこいい雷神様の

飲んだくれ、ヤサグレモードを

拝見できるとは思ってもいません。

 

お腹も見事なビール腹

動きもコミカルで爆笑でした。

 

アライグマさんとコンビで

コントもどきが始まったときは

呆然としましたよ。

 

かっこいいシーンもたくさんあるので

ご安心くださいね。

 

中盤のソウルストーンのシーンは

言葉になりません。

 

背景の美しさが

余計に涙を誘いました。

 

全般で活躍したのが

アイアンマンとするならば

 

クライマックスを盛り上げたのは

キャプテン・アメリカ

 

大軍を前に

一人で立ちふさがるシーンは

背中が頼もしくて、心を奪われました。

 

たとえ勝てなくても

最後まで戦う

 

そんな彼に

復活した仲間たちが

駆けつけます。

 

そしてはじまる

大軍 V.S. 大軍

 

これまでのアベンジャーズ作品の

ヒーロたちが大集結

 

入り乱れてのバトルは

興奮するしかありません。

 

そして、迎える終幕

 

喪服の家族や仲間に向けて

遺言を届けるトニー

 

元気で穏やかな表情が

涙を誘いました。

 

『アベンジャーズ エンドゲーム』は

観終わったあとが、本番の作品でした。

 

「正義とは何か?」

 

人類の半分が消えました。

戻ってくるまでに、5年かかりました。

その5年で、環境が良くなりました。

 

多くの人が返ってきても

いなかった5年の記憶は無くなりません。

きっと、家族を周囲の人達を大切にするでしょう。

 

サノスのしたことは、悪なのでしょうか?

 

サノスは二度死にます。

 

1回目は

人類の半分を消したあと

6つの石を消して、目的を遂げて殺されます。

 

2回目は

大望が叶った未来を知ったサノス

人々を取り戻そうとあがく

アベンジャーズを止めるため

過去から、未来に飛びます。

ですが、戦いに負け崩れ去ります。

 

1回目と2回目

どちらも死ぬ間際の姿が

そっくりなんですよ。

 

どっちに転んでも

明るい未来を切り開けたと

やりきった表情に見えました。

 

正義とは、立場や視点が違えば変わるのだと

思わざるを得ませんでした。

 

これまでのアベンジャーズが終わり

新たなアベンジャーズが始まる

 

素晴らしい終幕を、みせて頂きました。

ありがとうございます。

 

 

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2019年1月~4月中に天狼院書店に掲載された記事まとめ(4月26日現在)

 

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天狼院書店に掲載された記事まとめ

 

 

なぜ文章を書くか?

 

「私は本に救われた人間です」

「だから同じように」

「前を向くきっかけになる、物語が描きたい」

 

そう宣言したら

教えてもらった本好きの聖地

 

天狼院書店

 

そこで受けた

『ライティング・ゼミ』

 

そして、プロとも競う

『メディア・グランプリへの投稿』

 

2019年1~4月に
掲載された記事のまとめです。

 

掲載記事まとめ(コメント付き)

 

tenro-in.com

 

『言葉の力はすごい』

その素晴らしさと恐ろしさを

母のお葬式を舞台に描きました。

 

tenro-in.com

 

『刀剣乱舞』に出会って
運命が変わった

 

ウソみたいな話を書きました。

実話です。

tenro-in.com

 

人生で一番、真っ暗闇だった
絶望に沈んでいた時の話です。
私の原点です。

はじめてメディアグランプリで
10位以内に入った記事でもあります。
この時は、週間ランキング4位でした。

 

tenro-in.com

 

『刀剣乱舞』2本目の記事です。

助けてくれた方々への感謝

 

それを伝えたくて、書きました。
無事に届いて、ホッとした記事です。

tenro-in.com


人生の修羅場以外を書いて

やっと通った記事です。

これが映画レビューの始まりでした。

 

tenro-in.com

 

上映中に爆笑

思い出し笑いで苦しかった作品
『翔んで埼玉』について書きました。

 

素晴らしい作品のおかげで
週間ランキング2位になれました。

tenro-in.com

 

人生のバイブル『7つの習慣』
読み返した回数ナンバーワンの本です。

この本に出会わなければ

天狼院書店を知らないままだったでしょうね。

 

tenro-in.com


面白すぎて、もう1回書きました。

今回は

「なぜ面白いのか?」を分析しました。

tenro-in.com

 

『刀剣乱舞』の記事、3本目です。

病院で言われた発言が

衝撃だったので書きました。

tenro-in.com

 

この監督の作品に
ハズレはありませんね。

家族関係が複雑骨折している
そんな人に向けて書きました。

tenro-in.com

 

「会話ができる=話すのが得意、ではない」

誤解への心の叫びを書きました。
内心焦っている、おしゃべりも多いんですよ。

 

tenro-in.com

 

『サピエンス全史』
これは、すごい本です。

『7つの習慣』と『FACT FULNESS』
3点セットがビジネスパーソンの

基本になりそうですね。

 

ありがとうございます

合計12本

ここまで掲載されたのも

皆さんの応援のおかげです。

 

「ありがとうございます」

 

平成最後の記事は投稿済みです。

 

掲載されるのは平成か、令和か

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【合本版】スレイヤーズ 全15巻 (富士見ファンタジア文庫)

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7つの習慣 オーディオブック付き

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1分で大切なことを伝える技術 (PHP新書)

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サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

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刀剣乱舞絢爛図録 二【書籍】

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映画『キングダム』に夢の叶え方を教わった

 

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映画『キングダム』とは

奴隷少年の、古代中国を舞台にした成り上がり物語だ。古代中国を舞台に、剣1本で突き進んでいく。奇妙で強靭な敵と、個性のデパートな味方、はっきりしない人物たちに囲まれながら、厳しい運命をぶっ飛ばす。原作は週刊ヤングジャンプの漫画である。

 

 驚きの動き

おそらく実写化の最大の難関だった”敵の動き”、あの珍妙で変化の読めない動作を表現できるのかと不安だったが、武器と共に見事に再現してくれた。 特に暗殺者たちの武器さばきは必見である。

 

マグマのごとき熱さ 

原作者、原哲夫氏の漫画は、どれも熱い。心が煮えたぎって沸騰するような、読んでいるだけで体温が上がる作品が多い。そのマグマのごとき熱さを、見事な演技で表現してくれた。風景が涼やかなので、人の熱さをより強く感じた。

 

夢とは

”夢を叶えるのは、熱意だけだ”

 

どんな苦難が襲ってきても、決して諦めない。ただひたすらに、前を向く。生まれも、立場も、どんな障害も、夢を諦める理由にはならない。熱意を秘めた覚悟だけが、夢への道を照らし出すと訴えかけていた。

 

宣伝チラシで原作者が「僕は5回泣きました」と言っていたが、私はそれ以上に泣いた。開始20分で、いやもっと早かったかもしれない。連載開始第1話から読んでいて、展開がわかっていたのに泣かされた。

 

丁寧に心理描写や舞台が描かれているので、原作を知らない人も楽しめる。原作を知っている人間は、もっと楽しめる。そして、両者ともに同じ感想を持つだろう。

 

『2作目が早く観たい』

『原作の漫画を読みたい』

『この感動を誰かに伝えたい』

 

続編の制作を、心からお待ちしております。

素晴らしい作品をありがとう。

 

関連リンク集

 

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キングダム 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

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キングダム 54 (ヤングジャンプコミックス)

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BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ) フィギュアーツZERO キングダム 信-出陣- 約205mm PVC&ABS製 塗装済み完成品フィギュア

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キングダム(43) 王騎フィギュア付 同梱版: ヤングジャンプコミックス

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『病院スクランブル』 第49回 発言

 

第49回 発言

 

2019年3月5日 映画館

 

映画『翔んで埼玉』を観た。2回目なのに、今回も観ている最中に爆笑してしまった。私以外も声を出して笑っていたので、多分セーフだろう。

 

日本では、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の応援上映のように「声を出していいですよ」と決まっていない限り、上映中に周りに聞こえるような声は出さない。ドリンクを飲む音も、ポップコーンを食べる音も控えめだ。

 

それなのに『翔んで埼玉』では、開始15分以内に誰かが笑い声を漏らす。そうなったら、もうおしまいである。一気に、笑い声が増える。エンディングのはなわさんの歌のときには、声を上げてない人はいない。もはや、誰がはじめに笑い出すかのタイムアタックでしかない。



”誰かが先陣を切れば、後に人が続く”

これは『翔んで埼玉』だけの出来事ではない。

 

授業中の「答えが分かる人は手を挙げてください」

合同面接の「ご質問はありますか?」

会議中の「意見を出してください」



誰かが口を開けば、他の人も喋りだす。だが誰も話さないと、深夜にひとり家にいるような静けさと、テストで赤点をとった気まずさを同時に味わう空間になる。

 

最初に話すのは、勇気がいる。だが、これはチャンスなのだ。司会や先生、主催者がもっと苦悩するのが”質問タイム”だ。ここが盛り上がるか、沈黙に支配されるかですべてが決まってしまう。6時間のイベントで5時間半が素晴らしくても、最後30分の質問コーナーがイマイチだと、参加者の感想アンケートの評価もグダグダである。

 

ここで率先して手を挙げれば、主催者だけでなく参加しているすべての人に、顔と名前を覚えてもらえる可能性が上がる。人脈を増やすのに、むりやり飲み会に行く必要はなくなる。もし覚えられなかったとしても、得るものがある。

 

理解力と質問力

 

参加するゼミやイベントで、毎回1番に質問しようと思えば準備が必要である。そして参加中は頭を回し、質問を考えなければならない。これが””理解力と質問力”を格段に上げてくれる。



私は投資した分の時間とお金と体力は、必ず回収する主義である。同時に、主催者に「あなたが参加してくれて、いい時間になったよ」と思ってもらえるよう人物でありたいと思っている。

 

この両方を叶える手段が、私にとって「真っ先に質問する」という態度だ。これまでの主催者の反応から察するに、思惑は成功しているようである。

 

うまく質問できなかったり、的はずれな意見を言ってしまうこともある。恥ずかしい思いをすることも、何度だってあった。だが、これも慣れである。最初は赤面と冷や汗がセットだったが、10回を超えれば間違いも気にしなくなった。こちらが失敗しても、しなくても主催者の反応は大きく変わらなかったからだ。

 

話題が広がる質問や、的を射た意見を言ったほうが評価は上がる。だが、もっと大事なことがある。積極的に参加する姿勢だ。自分が素晴らしい発言ができなくても、他の人が最高の発言をすれば成功である。大切なのは、場が盛り上がるきっかけになることだ。



どんな状況でも、真っ先に行動する人間は得るものが大きい。”発言”も同じである。

 

 

質問力 ちくま文庫(さ-28-1)

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映画『記者たち』に情報収集の原則を学んだ

 

映画『記者たち』に情報収集の原則を学んだ

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映画『記者たち』とは

 

マスコミの信用が世界的に落ちる、トドメの一撃となった事件

「イラクの大量破壊兵器所持」というアメリカ政府主導のウソ

 

この事件を、アメリカで唯一イラク戦争前に批判していた中堅新聞社

”ナイト・リッダー”の目線を中心に描いた作品です。

 

情報の仕組み

 

この作品は”情報”の扱いについて、多くを教えてくれました。

特に重要なポイントは3つあります。

 

・大手が発信していても、真実とは限らない

・過去に信用ができても、今も信用できるとは限らない

・大多数が正しいと言っていても、真実とは限らない

 

「大衆を騙すのは簡単だ」

 

こう言われているような、心に突き刺さる内容でした。



賢くなるしかない



権威も評判も、多数決も信用出来ない。

ならば、どうすれば真実に近づけるのか?

 

騙されない姿勢を身につける

 

「誰が発信しているのか?」

「なぜ発信したのか?」

「なにが目的か?」

「この数値は正しいのか?」

「数値の解説は正確か?」

 

自分自身の頭で考え、調べる癖をつける

 

『常に疑う』

 

ノーベル賞受賞者 本庄佑氏「教科書に書いてあることを信じない」

と同じような結論になりました。



こんな方にオススメ

 

・情報収集の力を身に着けたい人

・政府とマスコミの関係を知りたい人

・『文章力』『企画力』がほしい人



パンフレットも情報満載で

作品の元になった記者たちのコメントも掲載

「700円でいいの?」と疑うレベルでした。

 

ぜひ映画館で観てほしい作品です。




 はじめて観たロブ・ライナー監督の作品
ボロ泣きしました

最高の人生の見つけ方 (字幕版)
 

 

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『病院スクランブル』 第48回 映画

 

第48回 映画

 

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2019年3月5日 映画館に続く道

 

昨日、1日寝込んでいたおかげで体調がいい。

 

助かった

 

今日は、外せない予定があるのだ。知人と共に映画『翔んで埼玉』を楽しむ。ちなみに観るのは2回目である。いつもは1度観たら、どんなに面白くても2回目は円盤か配信動画である。だが今回は待てなかった。

 

1回目は爆笑していて

内容が半分、頭から飛んでいった

 

2時間たっぷり観たのに、細かい感想が言えない。感情をぶん回されて、思考する余裕がなかった。こんな映画は『翔んで埼玉』がはじめてである。

 

イライラしているとき

落ち込んでいるとき

悩んでいるとき

 

そんな時にオススメ映画のTOPに『翔んで埼玉』は座った。この座を奪う映画はしばらく出ないであろう。

 

映画『七つの会議』といい、今年は熱く語りたくなる映画が多い。実写映画『刀剣乱舞』も予想以上に面白かった。洋画だけでなく、邦画に観たい作品が多いのもありがたい。洋画のように「いつ公開されるんだ!」と待つ必要がない。

 

今年は映画ファンにとって、実り多い年になりそうだ。



 

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映画『運び屋』は鏡だった

 

映画『運び屋』は鏡だった

 

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天狼院書店に記事が掲載されました。


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クリント・イーストウッド監督には

いつも心を揺さぶられます。


まだ春なのに

素敵な映画が多くて

嬉しい悲鳴です。

 

 

ミリオンダラー・ベイビー [Blu-ray]

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